11月8日~11日、中学3年間最大の行事である三泊四日の修学旅行が行われました。本校の修学旅行は「平和と命の旅」と称し、春からおよそ半年間学び続けてきた平和学習の集大成となります。熊本、長崎、福岡と九州を縦断しながら平和や環境問題について学び考え議論しあう壮大なプログラムです。
1日目、2日目は熊本の水俣に行きました。水俣病の資料館、被害を受けた海岸などのフィールドワークに加え、水俣の行政・患者の方など様々な立場の方にお話を聞き、複雑で一筋縄ではいかない公害問題について考え、10年先の水俣のあり方について試行錯誤を重ねました。最後に、この2日間で学んできたことをグループでまとめ、プレゼンテーションを行いました。お話ししてくださった方に「立派だった」とたくさん褒めていただきました。
3日目、長崎で平和とは何かについて考えました。戦争、原爆といったテーマに正面から向き合い、戦争を体験された方の生のお話を聞き、資料館を見学することで、「平和のバトンを繋いでいく」ことの重要性を改めて認識しました。午後は長崎市内見学です。生徒自らが事前に調査した長崎の名所、出島や眼鏡橋、グラバー園などを自由にまわりました。
4日目、午前はハウステンボス内の自由行動、午後は大宰府を参拝しました。生徒同士が互いに写真を撮り合ったり、くじ引きで一喜一憂する、楽しさが詰まった一日となりました。 送り出してくださった保護者の方や現地の皆さんに支えられ、生徒が自身の成長を体感した、最高の4日間となりました。
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