高校2年生は、2班に分かれて11月15日から5泊7日の英国研修旅行に行ってきました。本校最後の宿泊学習ということもあり、旅行係は６月から会議を重ねてきました。加えて、今回は生徒個人が高校１年生で研究してかたちにした論文を英語に翻訳してロンドン大学でプレゼンテーションをする試みもあり、それも踏まえると、「最も準備に費やした時間が多い学校行事」と言えます。まさに、本校で学んできたことの集大成です。語学研修だけでなく、イギリスの数多くの名所にも訪れました。ストーンヘンジやバース、カンタベリー大聖堂、ウィンザー城など、歴史や文化、自然にも触れました。ドーバー海峡では向かいにフランスのカレーが見え、大英博物館ではロゼッタストーンはじめ多くの展示物、世界史マニアの恍惚とした表情は忘れられません。ロンドンでのウォーキングツアーでは、バッキンガム宮殿やビッグベンなどの「これぞイギリス」に、生徒のシャッターが止まりませんでした。宿泊最後の夜はテムズ川でディナークルーズ、ロンドンの夜景を見ながら友と語らい、思い出を深く刻み込みました。帰りの飛行機では「もっといたかった」という声がそこかしこから聞こえ、企画に携わった者としては嬉しく思いました。しかし、ただ「楽しかった」「スゴかった」で終わるのではなく、今回をきっかけに生徒の中に新たな興味・関心がうまれ、『その事』が、これからの生活のエネルギーになってくれることを祈っています。保護者の方をはじめ、支えていただいた多くの方々に感謝し、自身の成長を実感することができた5泊7日でした。