12月14日（土）中３・高１のＧＬクラスの生徒を対象に、ＧＬ特別講座を実施しました。コロナ禍を経て中断していた「ＧＬ講座」は、もともと各界で活躍されている著名な方々にご講演いただく特別プログラムです。今回お招きした藤岡資正（ふじおかたかまさ）先生は、明治大学ビジネススクール教授であり、またタイのチュラロンコン大学サシン日本センター所長も務めておられ、博士号を取得されたオックスフォード大学含め、国内外でご活躍されていらっしゃいます。先生は、ご自身の海外での経験談を交えつつ、若い世代に必要だと思われることを、分かりやすくお話しくださいました。

　例えば、視点を少し変えるだけで「物事の見え方」が異なってくること。スクリーンにうつしだされる何点もの絵を通じて、主観にとらわれず、いかに物事を柔軟に受け止めることが大切なのか、学ぶことができました。他方、変化の多い現在だからこそ、柔軟性を持ちつつも、自らの価値観の基軸を持つべきとのアドバイスもいただきました。

　当日、つばさホールの最初は、少し緊張感をたたえた面持ちの生徒が多かったものの、藤岡先生の親しみやすいお人柄と巧みな話術にどんどん引き込まれ、最後には、ざっくばらんに質問できるまでの空気感に変わっていました。

　この講座を通して、「自分の視野が広がった」「物事のとらえ方について、新たな視点が生まれた」生徒も少なくなかったようです。本講座が、生徒ひとりひとりの足もとを照らす光となることを願ってやみません。