10月末までウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が来日できるかどうか分からず心配していましたが、無事コンサートが開催され、有意義な時間を過ごすことができました。 このコンサート開催にご尽力いただいたすべての方々に、心より感謝申し上げます。
11月11日(水)事前指導
鑑賞教室2日前の11月11日(水)探求の時間を使って事前指導を行いました。
《音楽教諭による解説》
*ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団について
*サントリーホールについて
それぞれの歴史・携わる人々の思いなどを知り、「貴重な体験ができるのだと実感した」という生徒が多くいました。
《バイオリンとピアノによる演奏》つばさホールでの演奏を各教室にLIVE配信
*「愛の挨拶」エルガー作曲
*「G線上のアリア」バッハ作曲
*「チャルダッシュ」モンティ作曲
リモートでの視聴ながら、プロの演奏家お二人による美しい響きに生徒たちは聴き惚れていたようです。当日、生演奏が聴けることがより楽しみになったことでしょう。
最後に、担任より注意事項とともに、指揮者や演奏曲の見(聴き)どころを伝えたことで、当日の演奏そのものにも興味を抱いたようです。
11月13日(月)音楽鑑賞教室
指揮者:ワレリー・ゲルギエフ
演奏曲:英雄の生涯(R.シュトラウス作曲)
始まった瞬間から、前のめりになってステージを見つめる姿、入場時に受け取った「プログラム・ノート」の解説を見ながら音楽に聴き入っている姿が多く見られました。当日、どんな様子だったのか…生徒たちの感想がすべてを語り尽くしています。
*まずは、このような忙しない日々の中で音楽を聴けたことにとても喜びを感じている。紡がれていく物語を音楽で表現する技術や表現力を目に出来てとても感動した。トランペットやヴァイオリンなど様々な楽器を使って我々学生に本気の演奏を届けてくれた管弦楽団の方々には感謝しかない。
*一番印象的で鮮明に記憶に残っているのは、演奏が始まる前の、ウィーン・フィル団長と指揮者の挨拶です。「世の中が大変なときこそ、音楽は人々を元気づけたり、励ましたりできるんです。この、コロナ禍でも私たち音楽家は演奏をできるように努力し続け、こうして演奏会ができたことに感謝します。」この言葉を聞いたとき、音楽家の信念が垣間見えた気がしました。
*スマートフォン1台でなんでもできる時代に生の音楽を聴くことがどれほど大切か、そしてどれほど素晴らしいかを実感した。このような状況下であるが、日本に来てくださった管弦楽団の方々には感謝をしてもしきれないぐらいである。
*オーケストラの一体感、物語の流れを感じさせる場面ごとの感情のこもった演奏、今までに聞いたことのない音たちにただ圧倒された。一曲が、流れるように過ぎていったと思えた。特に、バイオリンの独奏の、ほかの楽器とは違う世界観を感じさせる音色が心に響いた。
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